ニッポニア旅行譚

2016年5月より、自転車で旅をしている人のブログです。

2016年5月、愛知県より日本一周中です(迫真)

沖縄より外地遠征中の16年組日本一周チャリダーのブログです。

フローレスの山の中で

403日目。この日はルテンという町まで走行。
ラブハンバジョ~ルテンは120キロしかなく、通常なら一日で行けてしまう距離です。


しかし、ここは毎日ワインディングのキチ勾配地獄…


自分の貧脚だと精々1日50キロが限界ですorz


適度を越えて限度('Д')

朝、マルワタ村を出発。

昨日の続きで、朝は平野部を走行。
マルワタの静かな朝を抜けます。

まぁしかしフローレスの平野部なんてものはホント気持ち程度しかないので

ですよね(;´∀`)

上の方は今日も曇りかな?


まぁ、フローレス二日目のワインディング開始!

牛さん、君も峠を前に休憩中かい?
俺も休みたいよ(;^ω^)

今日も登り応えのあるヘアピンだよ全く。

山間の村。

村の中をチンタラ押し歩いていると、さっき村の入り口で挨拶を交わした子供たちが走って来ました。


まぁ休憩がてら雑談でもと思ったら


何とコンテナを掴んで一緒に押し歩き始めたんですよ。


無言だし辛そうだし…


さては…!
ちょっとでも手伝って金をせびろうってか?
ガキのクセにいやらしいやり方するなぁ~(´-ω-`)
まぁ頼んでないし、一銭も払う義理は無いってはっきりわかんだね。


急勾配終わったらチャリに乗ってさようなら。金せびられても無視だムシムシ。

と思ってたのですが全くそんな事は無く
村を出たら最後に笑って自分たちの村へ帰って行きました。


・・・( ゚Д゚)←その時の自分


あまりにも情けない…色んな意味で…
東南アジアを旅する内に純粋な子供の好意ですらそんな目で見るようになったのか俺は…


外地に出て成長どころかクソ人間になってたって言う。


村を出る少しの間だったのですが、その気持ちだけで感無量でした。

その後も山間部を抜けます。

下り入りましたあー!
気持ちの良いダウンヒルです!


いや?これは…ああ…左手に川が見える…
もう分かったぞ…

ですよねー(;´・ω・)
これは日本でもおなじみ、谷底に突き落として上げるパターンや。

フローレスのトラディショナルハウス?・・・


レンガ造りとか茅葺はネシア内で沢山見てきたけど、このタイプは初見

現在、標高1500m越え。
まさかこの小さな島でこんな高所になるとは思っても無かったよ…

正真正銘、下りに入りました。

こんな狭い島なのに1500とか普通にあるから、その分急勾配になるんだよね。
まぁ道があるだけでもありがたいか…

うーん…降りそう?…

500m程下り、盆地の様な場所へ。

標高1000m、天空の田園風景ですよ!!

うーん、稲刈り後なのが残念(´・ω・`)

フローレスでは年に一回しかお米が取れないらしいです。
日本では当たり前だけどインドネシアでは3季作が普通らしいからな…

天気よかったら良い景色だろなー。

そして外輪山越え。

うぉぉ…!
さっきの1500m越えの疲れが大分溜まってる(;'∀')

やったか?!

やったのか?!と思ったら

またこのパターン(^O^)
これがきっと最後の坂だ、登り切ったぞオ!を何回か繰り返した後…

本日の目的地、ルテンに到着しました!!やったぜ。

チキンカレー。
ガンガン食べよう♪毎食食べよう♪
明日の為に…


昨晩も今晩も、凄い疲労感だ。
フローレスがスンバワみたいに宿が無い所だったら
恐らくマトモに走れてなかったろうな…


ベッドインした時の体の芯からジワーってくる感じがヤバい…
体力回復のSEが聞こえてきそうだ(;^ω^)

今日もぐっすり眠れそう…

フローレス島自転車旅行

401日目、フローレス島走行開始。
正直、今回ばかりはマジで突破できるかどうか危うい所です。
しかしもうペルニのチケットも買ってしまったので進むしかありません(´・ω・`)


もし25日の船に乗りそびれてしまったら
インドネシアはその時点でゲームオーバー( ゚Д゚)


タイムリミット付きの山岳地帯、気合を入れて挑みます!

朝、バンジョーネイチャーバックパッカーズにて朝食。
トースト食べ放題なのホント嬉しい。

それではラブハンバジョを出発。今日も良い天気です!

町を出た瞬間から結構な勾配の登坂が始まる…!
まぁ、別に今さら驚かないし分かり切ってた事だけどさ!!(´Д`)

一つ山を越えると、戦慄!


木で良い感じに隠れちゃったけど、山々しい( ゚Д゚)
山の後ろに山、またその後ろに…今からあそこ行くんですよね?

間違いねぇ直進だ…

登坂を示す看板の勾配、過去に無い程急な表示!

始まったな(;'∀')

こんなん聞いてないぜ!

その後も

登って登って

一休み…

しかし延々と続くワインディング区間。

ホント容赦無えな(;´・ω・)

うおー!峠越えたのか?!
平野部が見えるぞおおお(´;ω;`)


恐らく今日の目的地はあの平野部にある!

山間の村を通過

良い雰囲気じゃ…

最高だぜ!


と思ってた矢先

平野部まで下りじゃないんかい(-_-;)

まだ登るのか…


気付けば時刻は2時過ぎ、ワルンを見つけたので直行。

あぁ^~何だか久し振りに昼飯ちゃんとしたもの食べた気がするぜ~


昼をしっかり食ったところで走行開始。
やっぱり昼飯も重要だってはっきり分かんだね

段々勾配も穏やかになり…

遂に平野部に出ました。

フローレス島の束の間の平野部。


果てしない田園風景じゃ…

朝から夕方までぶっ通しで峠だったので、平野部のありがたみをひしひし感じます。

山の方に雲が掛かってなかったらさぞ良い景色なんだろうな…

地平線まで続く田んぼ!

田んぼのど真ん中を今日の目的地目指して突っ走り。

本日の目的地、マルワタの村に到着しました!!
今日はもう足動きません(;'∀')

シュワルベのマラソンタイヤ、初パンク。宿で気付きました。

針金刺さってました(;´・ω・)


釘とかじゃなくて良かった…

今夜は宿の向かいの食堂でナシアヤム。
ナシはご飯でアヤムが鶏です(*‘∀‘)


何とか1日目を終えました。
これがあと何日続くのか…と思うと、超気が重いです(-_-;)


不安を抱きつつも倒れる様に就寝…


今日の走行距離、何と60キロ!(;'∀')


…マジで大丈夫かッ?!

ヌサトゥンガラ最大の難所?フローレス攻略準備

401日目、ラブハンバジョにてフローレス島攻略準備。


攻略とはかっこつけたものの
ただ単に情報集めてチケットを買って消耗品や食材を買い足しただけです('Д')


そうそう、実は前回の記事とこの記事の間に
ラブハンバジョ発、一泊二日のコモド旅が入るのですが


それはちょっと編集も長くなりそうなのでヌサトゥンガラが落ち着いたらじっくり書きますね。


結論から言って、最高でした。乞うご期待?!


…まぁ。
それでチケットと言うのはフローレス島からティモール島へ渡る船のチケットです。


今までは短距離だったので毎日数便、最低一便は出てましたが
フローレスとティモール、お隣と言っても結構離れてます。
定期航路は無く、ペルニ社くらいしか運航してないので事前に調べる必要がありました。


ラブハンバジョにペルニオフィスがあるとの事で、向かいました。

地元民の漁船やコモド群島への船が発着する港。
この前のフェリーなどの大型船の港とは別の場所です。まあ当然か('Д')


ラブハンバジョの町は狭く、歩きで普通に行けます。

ここがペルニオフィス…ボロいが、地元民の姿も見えるので機能はしてますね。


フローレスからティモールに渡りたいと事を伝えたら


フローレス島エンデと言う町からティモール島クパンの町への船が9日後に出るみたいです。


9日後、まぁ丁度いいタイミングかな?


ちなみに、それを乗りそびれると次のティモール行きは来月。
つまりこれに乗らないとネシアオーバーステイ不可避でとても大変な事になるっぽい。


即チケットを購入しました。
事前に買っておくとちょっと安くなるそうだ。
自転車料金込々で1000円弱。二日の船旅である。


ともあれ、九日後の出発までにエンデと言う町に辿り着けば良い訳ですね。
後は買い出しを済ませて準備完了!

お昼ご飯。ジャガイモのスープ。
甘くておいしかった。


宿に戻り、エンデとはどこか、ルートを確認。

フローレス島の東。
島内はワインディング地獄なので四百キロ以上離れてる。


オマケに、国道じゃない。


ちなみに、他の島の地図。

普通はこんな感じで道路はオレンジ色の線で記されるのですが…オイオイ


宿の人に聞いてみると、一応道はあるそうだ。


大体もうチケット買ったし後戻りは出来ないんだけどさ。


ラブハンバジョにて、最後の晩餐。

恐らくここから一歩出ればスンバワ以上のローカルネシア。
ラマダン関係なく、補給事情は厳しいでしょう。


最後に思いっきり食べました!


ルート作成中…
宿の人「おい、その先は地獄だぞ」
自分「おう、見りゃ分かんだね(´・ω・`)」


暇があったら是非フローレスのマップを覗いてみて下さい。
本当に面白いくらいワインディングしてますよ。


それではヌサトゥンガラ諸島最大の難所、フローレス島…張り切って参ります!!