デイビスプレーントラック自転車山行
どうも、こんにちは!ガワです。
豪アルプス11日目。
こんなに必死になったの人生初かも、今回はそういう所です(´_ゝ`)
ちなみに11日目と書きましたが
実際オメオでは休憩も兼ねて連泊したので
走行日数11日目と言う事で('Д')
もうオメオ着いた翌日なんて体バッキバキで動きませんでした(^q^)
ウォーバートンからオメオまで10日間ぶっ通しで山行
いや頑張ったと思います(自画自賛)
全快!とはいきませんがそこそこ体力も回復しました。
それでは再び豪アルプスの山々へ突入したいと思います。
オメオ付近の牧草地
村の規模と牧草地の規模は比例しているのか
ここまで広いと開放的で気持ち良いです。
山と牧草地の景色…北海道かな(*´Д`)
そして次の山がはっきりと見えてきました。
あそこに行くんやな…
早々に舗装路とはおさらば
広大な牧草地から一変、段々と山が近くなります。
初日は60キロ程進んで、ライムストーンクリーク沿いにて一泊…
最初の牧草地帯で結構距離を稼げたな。
山に入ってからはいつも通り(´・ω・`)
とりあえず川浴びして水補給してzzz…
翌日。
この日からデイビスプレーントラックと呼ばれる
まぁ、この豪アルプス一連の山行で最もどえらい区間に突入しました。
その、デイビスプレーントラック初日の走行距離はなんと
13キロ!(*´Д`)
いや!決して!サボったわけではありません汗
いつも通り朝五時半くらいには起きて、行動開始は七時。
そしてテントを張って行動終了したのが六時過ぎです(;^ω^)
何やってんだよ歩きより遅いじゃないか…
この日のルートをざっとまとめると数百メートルの峠が五つ。
標高は全然大した事無いんだけど、斜度がヤバかった。
標識とかは無いので体感になりますが
あれは40%くらいあったんじゃないかなぁと思います。
だって今まで走ってきた30パーとか35とかの道と比べて、明らかに急なんですよ!
もうあれ、ヒルクライムって言うかクリフクライムの域でしたよ(´・ω・`)
この前みたいにとりあえず鞄4つと水バッグを下ろして別々に登るんですけど
自転車は軽くなってるハズなのに押せないんですよ(笑)
遂に重力に負けてしまいました(;'∀')
なんで最終的には自転車も担ぎ上げる事になってました。
これアレだわ、シクロクロスだわ。
午前中に二つ越えて、午後に三つ。
写真が無いのはお察しください(´`)
今頃マレー川の川下りを経てグレートオーストラリア湾に流出している事でしょう。
この日はiPhoneに頼りきりで一回もカメラを使ってなかったと言うか
使う余裕が無かったと言うか。
そうなんですよね、まだ写真が取れてる内はまだマシなんです。
写真を撮るという行為を選択できない程
精神的にも肉体的にも余裕が無い時もありました(´・ω・`)
ブログ書く時はその日の日記も見返すんですけど酷いもんでしたよ。
これ今から死ぬ奴の日記じゃねぇかと思いながら読んでました。
ちょっと大げさ過ぎたかも知れないけど
まぁ誰にも見られる事の無い日記なので好き放題書きます。
翌日。
昨日は天気悪かったのですが、この日は良い天気です。
いつも通り山の中を進みます。
この日は自撮りができる位まで精神状態も安定していたようです(笑)
やはり太陽があるなしでもモチベーションは変わって来ます(*´Д`)
しかし三日目の午後から天気は急変。
完全に低気圧に囲まれました(;´Д`)
さっきまでは滝の様に汗を流しながら走っていたと言うのに
めちゃ寒です。
雨は夜になっても止む気配は無く
体を震わせながら雨の中テントを張りました。
翌日も雨が止む気配は無く…
朝起きてシトシト音を聞いた瞬間マジでやる気失せました(´Д`)
まぁこのままいつ止むかもわからない雨を待つのは得策ではないので
雨の中撤収…からの出発。
初日みたいな激坂は無く、30パー程度のいつも通りの坂…
ですが雨と言うのは思ったより体力を奪います。
四日目は三時くらいには終わりました。
この頃雨はすでにポツポツ位に収まりました。
いつもより早めの撤収。
もう体動かねぇ!ってのもあったのですが一番はコレ。
やまごや~~!
デイビスプレーンハットと呼ばれる山小屋。
この小屋には本当に助けられました
いや多分、俺だけじゃなく
きっとこれまでも多くの旅人を救ってきたのでしょう。
便乗してカキカキ。思いっきり日本語でマーキングしてきましたb
とりあえずテントとかカッパとか衣類とか、もう芯まで濡れてるので全部干します。
テントやカッパは使用可能位までには乾いたけど、さすがに衣類はダメだったか。
水気がちょっと抜けて軽くなったくらいです泣
翌日、雨は上がり山小屋に光がさしていました。
いやぁもう感動しましたね。
山小屋にて朝の準備…
まぁ光が見えたのは朝の一瞬でしたが
降らないのならばもうなんでも良いです(*‘∀‘)
早速出発。
あさイチで川渡り、昨日までの雨で完全に増水してやがる(;´Д`)
倒木。もうゲームみたいに綺麗に通せんぼしてます。
また四バック下ろして(ry
午前中は降ったり止んだんり…
雨上がりだったり、雨が降ると
こういう健全な勾配でも苦戦するんですよね。
路面がぬかるんで、積載車だと多分乗れない(;'∀')
段々雲が薄くなってきました。あ、青空が所々に見えるぞ…!
多分この川も増水してます。
でも日が出てくれたのがありがたいですね。
朝の小雨の中の川とか凍ると思ったもの…
川渡りも慣れたもんです('Д')
そしてデイビスプレーントラック終点に到着しました( ゚Д゚)
いや~今回も大変だった…
と安心するのも束の間
最後に一つ、デイビスプレーントラック脱出という難関が控えていました。
この後はトムグロギンというエリアへ行き
アルパインウェイという道路に合流する必要があるのですが…
この道しるべの他にももう一つ、変わった注意書きがありました。
なになに…う~ん
川渡る前には深水チェックは忘れすに…ってとこでしょうか。
そう、現在地、デイビスプレーントラックの起点ははここ
ビクトリア州とニューサウスウェールズ州の丁度州境にあるのですが…
このトラックから脱出するにはVC州とNSW州の州境である
マレー川を渡る必要があったのです。
マレー川は日本で言う利根川みたいな川で、国を代表する様な大河。
実は僕も以前通った事がありました。
覚えていらっしゃいますでしょうか…半横断開始辺りに乗ったあの動く橋。
あの時渡ったのがマレー川です(^ω^)
しかし今回、動く橋はございません。
てか、橋すらありません(;^ω^)
まぁしかしクロッシングは初体験という訳では無い。
しょうがねぇなぁ大河か何だか知らねぇけど上流だろ?
最後にマレー川渡ってトラック道路をグレートエスケープだぜ。
俺の勇士を見とけよ見とけよ~と意気揚々と道をチェックしに行くと…
…( ゚Д゚)…。
これか?これなのか?結構大きいね?てかいきなりレベル上がり過ぎだろ?!
とまぁ、当時は相当焦りました。
だってこれ絶対危ないやつじゃん。
対岸の道すら見えないじゃん。
絶対増水してるじゃん!
でもまぁ、ここで立ち止まっててもマジでどうしようもないので
自分の背丈より少し長い木の棒と共に、一先ず深水チェックへ向かいます。
恐る恐る一歩前へ…挨拶代わりに腰ぐらいは浸かりました(*´Д`)
そして川幅三分の一辺りを渡った頃、遂にビーチクまでつかりました。
当然川の流れもありますから
今一歩踏み間違えたり滑ったりしたら流される状態です。
そして次の瞬間木の棒がほぼ埋まりました( ゚Д゚)
ええ…もう恐怖でしたよ。なんか本能的なアレを感じました。
一先ず撤退(´・ω・`)
てか自分渡るだけならまだしもチャリや荷物担ぐ必要があるので
ビーチク浸かった時点で相当危ないっつうか渡れないと思います。
とりあえず今日はどう考えても渡れそうに無く
案内板によると五キロ圏内に山小屋があるとの事で
山小屋への一時撤退を余儀なくされました(;'∀')
ドッグマンハット。
川渡りの連続で冷え切った体を温める為、暖をとりました。
外の木は湿ってたので山小屋に置いてあったファイヤーウッド
ありがたく使わせて頂きました。
そして火に当たりながら晩御飯、落ち着いた所で状況整理。
・次の補給地点へ行くにはマレー川を渡り越境しNSW州に行く必要
・VC州側で一番近い補給地点はオメオ。
・食料は残り1,5日分、オメオ撤退はおろかトラック脱出も不可能。
・現在地は車バイク進入禁止エリア+電波非感知帯で助けは呼べず。
もう、川の水位が下がるのを待つしかない、正にお手上げ状態でした\(^o^)/
走行ルート
走行日数5日…長い。
久し振り、砂漠ぶりにヤバい場面に直面したニッポニア号。
しかし今回は障害にぶち当たるのがあまりにも遅過ぎた。
まさか補給地点手前、消耗し切った所で足止めを喰らうとは。
なので前回とは違い撤退戦は不可。
生還するには前へ、前進するしかないのである…!
進めなければ、マジでヤバいぞ…!
格好付けすぎたか(´・ω・`)
一回こういうの、次回予告みたいなのやってみたかったんです(´・ω・`)
失礼いたしました(*´Д`)
まぁ今ブログ書けてるって事は勿論無事なんですけどね。
…伊達にあの世は見れないな!(ありがとうございました)