長かったオタゴ地方ともおさらばして
今回よりウェストランド地方に突入です。
NZ縦断も順調に進んでいます('Д')
ニュージーランドの僻地とも呼ばれるこの西海岸エリアですが
今更僻地なんて言われてもwと舐めてかかっていた所
見事にボコボコにされました。
容赦なく襲い掛かる雨風( ゚Д゚)
雨風だけなら良かったのですが、途中でサイクロンにも巻き込まれちゃって
結構大変だったんですよね!
山のせいで交通の便が悪いってのもあるのですが
ここをNZの僻地にたらしめる最大の原因は西側の特殊な気候にある…らしい。
それがチャリダーの天敵だった訳です。
西海岸の数少ない村よりスタート。
マウントクック展望台。
NZ最高峰のマウントクックと言えば東側からの眺めがポピュラーですが
一応反対側からも見れるらしい。
それでは西海岸北上開始!
ニュージーランドならではな路上販売。
いつかハチミツも食べなきゃ…!
西海岸では割と簡単に氷河も観察出来るらしいです。
普通?あるていど山登らないと見れない印象があるけど
普通に海沿いの国道からちらっと見えるレベル。
まぁここまで接近するにはしばらく歩く必要がありますが!
壮大です!
ちなみに昔はもっと壮大だったそうな…温暖化の影響ってやつなんですかね?
鋭い滝(語彙力)
今夜はホテル!
の
キャンプ場泊
今では完全に僻地と化している西海岸ですが
昔は金や鉱物などの採掘で賑わっていたそうです。
まぁ金は採りつくして今はその遺跡しか残ってませんが。
ゴールドラッシュで栄えていたという西海岸も是非見てみたかったね…!
ペンギンの標識も珍しいですが、乗馬するお姉さんも普通に珍しい。
割と一般的だったり。
天気がいいと普通に気持ちいいですね。
風が強かったり雨が降ったりすると一気に地獄と化します。
これはそんな嵐の前の静けさ。
産業遺産いいぞ~…
西側では一番大きな町、グレイマウスに着。
昔は炭鉱の港として栄えたそうだ。
ちょっと内陸にはこんなものまで…
かっこいい~。
とこの辺で段々天気が悪くなり
仕舞には国家緊急警報なる物騒な通知が携帯に届きました。
何事?!と思って携帯を見ると、この時超強力なサイクロンが僕の居る
西海岸目掛けて直進中とのことでした。
キャンプ場なんて開いてる訳ないし、サイクロンのせいで宿パンパンだし
ひとまずシェルター代わりになりそうなものを探しました。
こういう時って道の駅とか凄い助かるんだけどな…NZにそんな施設は無い。
途方に暮れて半ば諦めモードで町を徘徊していた所
「何やってんだ!サイクロン来てんだぞ!ウチ泊まれよ!」
声の主からは後光が差していた…ような気がした…
最早自分に選択肢は無く、その人のお家へ直行しました。
聞けば今回僕を泊めて下さった家のご主人とその奥さん
昔自転車ユーラシア横断を一緒にしていた、元サイクリストだったそうです。
その時受けたご恩をこういう形で返しているのだとか。
俺も見習わなければならないな…
ありがとうございました。
サイクロン一過の西海岸。
この時すでにサイクロンが過ぎ去ってから数日経過した後だったのですが
未だに通行止めの箇所もたくさんありました。
これは…テントで寝てたら無事じゃ済まなかったろう…
気象情報の下調べは大事だ…