ニッポニア旅行譚

2016年5月より、自転車で旅をしている人のブログです。

2016年5月、愛知県より日本一周中です(迫真)

沖縄より外地遠征中の16年組日本一周チャリダーのブログです。

旅の果て、NZ南端のスロープポイントで見た景色

今回はニュージーランド本土南端を目指します。
普通に行ったらただの観光地かも知れませんが
僕からするとちょっと特別な場所です。


元々「うおお行ける所まで南下してやる!」の勢いではじまった
南下が目的の遠征でしたから


ニュージーランドという括りではなく、この旅の南端。旅の果てです。
色々想うところがありました(´_ゝ`)


それでは、南の果てまでレッツゴー!


ニュージーランド沿岸部へ

端と言うのは地の果て、海がはじまる所ですので


まずは沿岸部へ出たいと思います。

一旦R1に乗ってから海へ。
ニュージーランドでは初の海なのでちょっとワクワクですぞお!

ニュージーランドの海。
まぁ、海なんてどこ行っても変わんねえよな…
と思っていた矢先に

ペンギン発見です!野生のペンギンは初めて見ました(*´Д`)

黄色いハチマキが印象的なイエローアイペンギンですわ!
可愛い。

これは崖の上からだったので見にくいですが
写真のほぼ中央、黒い物体があります。
あれはアシカですね!


いや~こういうのは南の海ならでは~です。

海沿いの落ち着いた村の雰囲気も良いですね。
休憩にはピッタリです。

真夏とは言え、太陽の出ていないNZの沿岸は結構寒い。
元気だなぁ

晴れだったら気持ち良かったろうに…
豪州でも沿岸はぜんっぜん青空見て無いし
オセアニアの海に嫌われてますわこりゃ。

ドローン禁止の看板。


ドローン凄いですよね。


数年前まで空撮って言ったらヘリ飛ばすしかなかったのに
空撮がこんなに身近な物になるなんて誰も想像して無かったろう。


この急ごしらえな看板がドローンの急激な普及率を物語っています。


いつか青看板にドローンのマークが付く日がくるのか…

とっても走りづらいけど綺麗だから走れる(^q^)

崖の上の灯台いいぞ~

曇りでも案外絵になる景色。
この散らばった岩がナゲットに見えるからナゲットポイントと言うらしい

この辺りは人気が無いので、寝床探しも楽々_(:3 」∠)_

今日はいい天気になる予感。

この先沿岸部に道は無いので少し内陸へ。
内陸入った途端これだぜ~(;´Д`)

田舎ニュージーランドの朝の名物(*´Д`)


基本的に羊が絶対優先。車は自転車だろうと停止を迫られる。


人よりも羊の方が多いこの国の道路カーストはお羊様が頂点なのだ!

田舎では舗装が途切れるのが当たり前。
そしてこの坂道の連続、走りにくいったらありゃしないorz

こんだけ凸凹なら当然だけど滝が沢山あります

この辺の滝は絵になる滝が多かった…!

そして沿岸部に出て再び舗装路(*‘∀‘)


キーモチイイ!(*´Д`)


翌日、スロープポイントへ

昨晩は久しぶりにお宿。

ホテル刑務所です。


嘘です。ベンチです

南へ向かうと再びダートへ。
この旅の南の果てに行く記念すべき日でしたが
降ったり止んだりの絶好のお天気です(´_ゝ`)

遂に標識が見えました。
この遠征の一番大事な目的地、スロープポイントへ向かう道!

この何の変哲もない田舎道の先にそれがあるのか…
高鳴る鼓動に身を任せて、一気に下ります!

そしてここが…俺が一年間かけて目指していた場所らしい…


南極点まで5000キロだってよ、何だか泣けてくるな(´;ω;`)


しかし遂にやり切ってしまった。


足か心が折れるまで南下する!と宣言してしまったけど

これ以上南下したいならチリに行くか南極に行くかです。


しかし日本一周も残っている身ですから、ここは現実的に考えて撤退!
俺の心はここで折れた事にしよう!


南米南極は、来世におあずけだ!

南の果ても充分満喫できた所で、北上します。
北上って響きが懐かしいねぇ。


しかしこの海跨いだらもう南極かと思うと実に感慨深い。

こんな田舎にスーパーなんて便利な物は無い。
村の商店を転々としながら必要な物を揃えて行きます。


この不便さ…好いねぇ!

ホリパも無いので、この日はレストエリアにて。


海の向こうの南極を想いながら、勝利の美酒(牛乳)を頂きます!

美峠、リンディスパスを越えてオタゴ地方入境

今回は始まりのカンターベリー地方を出て、次なるオタゴ地方に突入します。
まぁ地方が変わったからと言ってガラリと変わる訳でもありませんけど…


強いて言えば、酪農は勿論の事ですが他にも果物や野菜などの農業が盛んに思えました。
農家直営の販売店が色々あって、リーズナブルに美味しい思いが沢山出来ますよ~(^q^)


何だか景色の方も南に行けば行くほどどんどん壮大になってくるように感じました。


カンターベリーとオタゴの間にまたがる美峠リンディスパス

それでは早速カンターベリー側のオマラマを後にします。


越境する際、題名にもあるリンディス峠という所を通るのですが
ニュージーランドでも五本の指に入る位美しい峠でした(*´Д`)

標高は1000m弱、勾配も大した事無いので
程よく汗をかけて更にタソックの高山風景も楽しめる
かな~り満足度の高い峠でした!

背の高い木は無く、素晴らしい展望を楽しめます。

峠到着、オタゴ地方入りまーす!
峠付近は曇りだったのが残念。

曇りでも下りは気持ちいい~です!
真夏とは言え太陽が無いと普通に寒いのがニュージーランド。

山を下り切ったところにあるタラスの村にて小休憩…

こういうお洒落な感じ好きです。


ダンスタン湖に沿って南下。

オタゴではワインも有名らしいです。

直売店があるとついつい入ってしまう|д゚)

この日は果物の町クロムウェルにて一泊。

湖畔にある落ち着いた雰囲気の町には青果店がズラリと並んでいます。
財布にも優しいのでゆっくり巡ってみるのもいいですね。

僕はゆっくり出来ないので一泊したらとっとと次の町を目指します(´・ω・`)

引き続き川に沿って~南下!

道中にある村の感じ大好き…小休憩には最高です。

雰囲気あるな~

そして自転車用のリバートラック!
通らない訳にはいかないですね!

う~ん良き…

結構大きい川なのに、そのまま突っ込みたいくらい透明だなぁ。

リバートラックが終わったらそのまま国営の自転車トレイル道路に接続出来るみたいだ。
さすが自転車大国。


あそこから続くオタゴセントラルレールトレイルって奴も
走ってみたかったけども今回は舗装路に戻り南下。


廃線を再利用したサイクリングコースが延々と続いてるらしいです。

オタゴフルーツ街道みたいな雰囲気?

基本的にニュージーランド道はこれでもか!ってくらい坂道しかないです。
以前どこかで自転車で初海外はNZがお勧め!って言うのを見たんですけど
正直俺はオススメしない。


あの補給地点の少なさでこの坂道はちょっと大変。
日本からいきなりくる場合だと特に(;´Д`)危ない。


素直に台湾行ってどうぞ。

今日は良い感じの寝床が見つからなかったのでホリパ泊。
ここでもホリパはキッチンシャワーその他アメニティ完備なので
安宿と大差ありませんでした。


ベッドで寝るか、テントで寝るかの差です(´_ゝ`)

大自然広がるニュージーランド、まずは南へ向けてひた走る!

足か心が折れるまで南下、と言う目的の下に始まった今回の海外遠征。
いよいよ最後の国となってしまいましたがやる事は今迄と変わりません。


ここでもまずは南へ、NZの南端を目指します!


NZ走行開始、南島のクライストチャーチより

前回も記述した通りNZは南島から走り始めちゃいます。


今迄の流れだと北島のオークランド辺りから走りたい所ですが…


まず南へ走れるところまで走ってそこからまた最北端に行けば
北から走ろうが南から行こうがやる事は変わらないのです!


全ては時間の都合だorz


海外チャリダーは皆口を揃えて言う
最大の敵はビザであると!

と言う訳で早速クライストチャーチを出発します。
出発に相応しい素晴らしいお天気ですね(´・ω・`)

昼に霧は晴れ、本当に素晴らしいお天気になって下さいました。

2日目に国1を離脱

味気ない景色から一転、のどか~な良い感じの景色になりました。

やっぱりNZと言えば山!

ようやく入国出来たかなといった感じです。

でもこの辺の建物の雰囲気は豪州そっくりです。

そう言えばNZは星空が綺麗に見える事で有名で
山の中のこの辺りは星空保護区に指定されている様です。


しかし条件が悪かったのか…
正直砂漠で毎晩見ていた星空とそう大差が無い様にも思えた。

それともひとつ、NZには同業者が沢山います。
僕が走っていたのが丁度シーズンだったってのもありますが
毎日2組は見かけていました。大体がニュージーランド人


しかし地元民キーウィの場合少しアレで
我々の様な自転車旅と言う雰囲気ではなく、完全にレジャー感覚。


同業者なのですが、ちょっと趣旨がズレる感があるんです。


彼らサーフィンとかスキーをやりに行く感覚で自転車ツーリングに出るんですよ。
サーフボートやスノーボードを車に積むノリで自転車にテント積むんだ。


まぁそのお蔭で自転車ツーリングがかなり一般的になってて
とても周り易かったのは事実です(*´Д`)

レイクテカポ。

人気観光地の善き羊飼いの教会。
星空観察が人気のようですが、今更ツアーにまで参加して見るものでもない。


星は絶対少人数で見た方が良い、と強がっていた…

お隣プカキ湖。

NZ最高峰マウントクックの雄姿を拝みます。
本当は麓まで行って観光する予定でしたが翌日悪天予報により断念。

まぁ自分にはまだお楽しみがありますし(;´・ω・)

お楽しみその1(^o^)/

やっぱりNZでもダートは最高だァ~…

日本より狭い島国のはずなのにこのスケールの違いは一体

テカポ、プカキ、ときてお次はオハウ湖。


あの3つの中では一番知名度も人気も無い湖だけど

自分はこの雰囲気大好きだったわ~…

湖沿いにサイクリングコースも敷かれてるしチャリダー歓喜。

湖は当然のようにクリア。
人気も無いので裸になっても問題無し(*´Д`)

とりあえず2日間走り回ったところでNZダート第一弾は終了です。

遠くから見るオハウ湖もまた良き…

NZ一般道からの

NZ国道。
良い感じで比較。やっぱ一般道すこ

とりあえず無事に補給地点の村に到着です!

いや~村の感覚も狭いし、補給の心配もしなくていい。
殺人生物や砂嵐なんかもやってこないし、なんて走りやすい国なんだ(´;ω;`)


海外遠征最後のご褒美って奴ですかね…!