ニッポニア旅行譚

2016年5月より、自転車で旅をしている人のブログです。

2016年5月、愛知県より日本一周中です(迫真)

沖縄より外地遠征中の16年組日本一周チャリダーのブログです。

縦断最終ミッション!ニュージーランドの最果てへ

ここまで来ればもう後は固いと
正直町に着いた時なんてやったぜほぼ縦断達成だぜなんて思ってたんですよ。


しかし一寸先は何時だって闇の中なんです('Д')


NZ最北端レインガ岬からおよそ100キロ地点にあるカイタイア。
レインガまで後一歩の所で、最後の最後で、まさかの重大アクシデント発生( ゚Д゚)


前回詳しく書きましたが改めてざっくりと説明しますと
レインガへ続く唯一の道である国道1号が嵐で崩落
ワイルドなお楽しみコースへの迂回を余儀なくされました。


最後くらい穏やかに走りたかったんですけど…ヤレヤレです。


とにかく、選択肢は無いので一泊した後早速レインガへ向けて出発!

これか…!マジで通行止めになってる。
とりあえず国道1号から離脱して、例の迂回路を目指します。

到着です。
この先、90マイルビーチと呼ばれる
カイタイア沿岸部から真っすぐ北へ続くビーチ。


潮が満ちる前にそこを走り切り
更にその奥にある4WDトラックを抜ければ
レインガ岬へ続く道に合流できるのだとか。

トラック入口ではお馴染みの注意書き。
なぎさドライブウェイ気分で走りに行くとタスマン海に沈みますって書いてあります。


いやそれにしても90マイルですって…
本当にビーチだよね?規格外や…


とりあえず満潮待ちで入口待機。

潮が引き始め道が現れました。
潮の満ち引きを見ながら進んだキッドナッパーズでの経験がここで活きるか。
いつどこでどんな経験が約に立つか、分かったもんじゃないな!


それでは行動開始!


NZ縦断最終アタック!第一関門は…


満潮までに走り切れ!その距離およそ90マイル( ゚Д゚)

日本にも車両が走れる砂浜は存在するが…
なんて規模だ…


しかも時間制限付きときた('Д')
ニュージーランドは最後まで辛口だな!

ちなみに肝心の走り心地は…悪くないけど良くもないって感じです。
走れる所は結構ウエットなので、停車すると車輪から徐々に沈む感じ。

良い景色だけど、これ撮ってる間にも三脚がどんどん沈んでいった(;´Д`)
三脚を回収する間にも自転車がどんどん沈んだ。

まぁ沈まない為にはひたすら走り続ければいいだけ。単純なことです。


信号、坂道、障害物一切なしの
どストレート90マイル。色々大変だったけど楽しかった…


まぁでも一応時間制限からは開放されました!
ビザという時間制限は未だにあるけど( ^ω^)…


第二関門、河口より4WDトラック突入

「ビーチを100キロくらい走ったら大きめの河口にぶち当たるんだけど、それに沿って内陸に進めばそのうち道路に出るよ!」

とは言われたがこれは不安しかないぞ…


サイコンとか地形とか見る限りこの川で間違いない…
ハズなんですが不安なものは不安だ。


しかしそんな事を思いながら川を登っていると、前方に大型バイク発見!


旅人さんだ!安心!も束の間


良く見るとそのバイク、なんとウイリーしたまま川底に突き刺さってました。


どうやら同じく川に沿って内陸を目指してたらしいのですが
いきなり水深が深くなってスタックしたらしい。


実は僕もその落とし穴何度か嵌ってたんですけど
自転車だから脱出出来てたものの
積載大型バイクとなると流石に一人じゃ脱出不可らしい。


携帯繋がらないしその人もソロだったし見捨てる訳にもいかず
一緒に川の中でバイク引っ張ってたんですがびくともせず。

その後運よく4WDおじさんが通り、車にけん引して貰うことで一件落着。


マジであのおじいさん通らなかったら
俺とライダーで日が暮れるまで綱引きしてただろう…


国道ダメならトラックから行けばいいじゃん!って同じ考えの人が居たことにも驚きですが、その三人がこの場に居合わせてバイク救出に至るとか凄い確率('Д')

てかマジで道に出た。

ホント!?あれ道路だったんだ…!

安心!ここまで来ればもう大丈夫でしょ?!
もう厄介ごとは御免ですよ…!

さっきのライダーさんバイクも無事だったみたいで、復活出来たみたいです(^^)
お礼として差し入れをいただきました。

翌朝、ガソスタ発見。
という事は、ついに国道と合流することが出来たみたいです。


全く余計な手間増やしやがって雨さんよお( ^ ω ^ )

ただいまだR1!そしてレインガ岬まであと20キロ!!

現在橋が落ちて孤立状態にある極北地区ですが
どうやら平常運転の模様。

そしてそこからいくつか丘を越えた先

レインガ岬が姿を現しました…!

ゴクリ( ゚Д゚)…

ゴォォルッ!!成し遂げたぜ!!


いやホント一時はどうなる事かと思いましたが…

無事!レインガ岬到着です!

NZ北端からの眺め。この海のずっと向こうに日本があります。

あれはタスマン海と太平洋がぶつかり合ってる所…らしい。

レインガ岬はスロープポイントとは違い人気観光地のハズなのですが
橋が崩れた影響か、自分以外の人は結局誰一人来ませんでした。


不謹慎かも知れませんが、橋が崩れたお陰で少し特別感を味わえたらしい…

とにかく!ニュージーランド縦断は完了でございます!


さぁオークランドへ、日本へ帰るぞ!

縦断大詰めのファーノース地方、最後の最後でアクシデント。また橋なのか?!

ファーノース地方というのはオークランドから北の地域
あの細長い半島みたいな所です。


つまりニュージーランド縦断も遂にラストスパート!


いやぁニュージーランドとは言え、一国を縦断する訳ですから!
この短期間で結構頑張ったのではないかと思います(´Д`)


前回久々の温泉回で元気100倍になった所なので
勢いに乗って一気にラストステージのファーノースに乗り込みたいと思います!

まずは、内陸部からの脱出!

またまたレールトレイル。

この駅でも多分寝れるし

この東屋でも十分過ぎるくらいだ。


やっぱりトレイル最高だわ…

オークランドまで100キロを切った所で国道へ出ました。


正直この段階ではレインガに行く行かないで相当迷っていました。


だって!
オークランドからレインガ岬って何気に片道500キロあるんですよ?!


行くだけならまだいいけど!
帰国便はオークランド発なんでまた戻らなきゃいけないんですよ?!


この時帰国まで時間が無いのもあって
ファーノース行くとしても、出来てレインガ踏破くらい。
他のスポット周る余裕は無いので


最北端回収という称号が欲しいが為に1000キロはさすがに迷います。


後100キロ走って帰国までオークランドでゆっくり過ごすか
1000キロ走って達成感と疲労感と共にギリギリの帰国をするか…


まぁ結局行ったんだけどさ!( ゚Д゚)

沿岸部に出。

対岸のコロマンデル半島を眺めながら走ります。

楽しい('Д')けどまだ迷ってる最中(しつこい)

遠くに最終的なゴール地点であるオークランドを捉えました。

翌日。さすがに覚悟を決めた模様。
それではファーノースへ突入する!(*´Д`)

オークランドはちょっと迂回したいと思います。
朝方の忙しい時間帯の都市部走行とか考えただけでもしんどい。
まずオークランドはスルーして郊外へ行っちゃいます。


まぁ距離にして30キロ程度なのでお許しください!
帰りは走るんで…!

一旦オークランドセントラルへ寄港。
また来ますよ…!

オークランドハーバーブリッジを潜り抜けてファーノースを目指す!


出陣の門といった感じで…胸が高鳴るぜ!
帰りは凱旋門としてくぐりたい所だね。

ファーノース地方到着。

全く国内最大の都市の郊外とは思えん。

まぁ走りやすいのに越したことはないんだけど…

まだまだ先は長そうです。

この日は公園の施設にて張らせて貰った。

NZの屋外にある水道は止められてる事が多く
水は出れば幸運って感じで期待しないほうがいいのですが…
ここは運よく水も出た。シャワーも出た…温水は出ないけど。

( ?ω?)スヤァ

ニュージーランドのお引っ越しも豪快だ。
てかこいつ大陸専用じゃないのか…


NZなんて峠道だらけだけど、あれで峠攻めするの…?
族も真っ青だぜ…

薄々期待してたけどやっぱりファーノースでは観光なんてしてなかったなぁ。
朝起きたら準備もそこそこに走行開始。
延々と続く牧草地を遠い目で走って
んで気がつけば日が傾いている。そんな日々だった('Д')

半分切った…!
しかしファーノースでの全行程としてみればまだ四分の一!泣けるぜ!

ファーノースは意外に良心的だった。無料キャンプ場公開してるんですよ。
南島とかヤバかった。国立公園が多い関係もあるんでしょうが…あれはキツイ!

パンクした(^q^)

アートチックな町。

トイレです。

男性トイレマーク。

そして疲れ切った体に鞭を打ちながらも
レインガに一番近い町カイタイアに到着しました。

トップオブニュージーランド!!


しかし最北端までもうすぐという良いニュースと同時に
最悪のニュースまで舞い込んできました。


カイタイアでは宿をとったのですが
宿にチェックインしてみると何だかリビングがざわついていました。


聞けば連日の雨で川が増水。
カイタイアから国道1号を北に約20キロ進んだ所の橋が完全に崩壊したそうです。


丁度ここから北は国1のみで迂回路は無し、今日レインガ行こうとして引き返してきたって人が宿に居まして…
その人が現場の動画を見せてくれたんですけど、アレは担ぎでも無理だ( ゚Д゚)


ちなみに橋が崩壊したのは自分がカイタイアに到着した日。
そう丁度今日の出来事(´Д`)


こんな事ってあります?
しかもまた川の増水で、また橋が無いせいなんですよ!


諦めの悪い自分は打開策が無いか手当たり次第に聞き込み。


まぁ一応迂回路が見つかったので一件落着となりましたが。
どうやら最後にま~た4WDトラックに突入することになりそうです。


しかし橋の崩落を事前に知れたのと
若干ワイルドだが迂回路を見つけれただけでも幸運でした。


今でも思いますがこの日は宿に泊まって本当に良かったと思います。


レインガ前夜ってことで奮発~!(>Д<)
って感じだったんですけど奮発しといて良かった。


しかし全く最後の最後までニュージーランドって所は!
最後くらい穏やかに走らせてよ!

ニュージーランドの温泉地、ロトルアの湯を求めて

実はニュージーランドには温泉があるんです。


まぁこれはかなり有名な話で
温泉大国ニュージーランドなんて言葉も良く聞きます。


正直温泉超大国日本からみたら温泉大国()状態なんですけどね。
実際これだけ周ってニュージーランドで温泉入るの今回が初めてですし。


でも海外の温泉でよくある温水プールみたいな感じじゃなくて
疲れを癒す為の、ゆっくり浸かる日本人にも馴染み深いスタイルだったので
ここは絶対に寄ろうと入国前に密かに誓っていました。


NZ縦断ゴール地点のレインガ岬までもう1000キロもないのですが
ラストスパート突入前に温泉でしっかりリフレッシュ!
してから最北を目指したいと思います!

数日間滞在した港町ネイピアを出発。


ロトルアは結構内陸側にあるので
しばらくは山行。

まぁ温泉地だし当然ですが!

おお、130キロですか、可愛いねぇ。

130キロずっとこんな感じの山道を走りました。
さすがに疲れた…('Д')

こちらはニュージーランドの琵琶湖。
タウポ湖です。


琵琶湖同様海みたいだ。

タウポはちょっと掠めただけで、更に山の方へ。


一番デカい湖ってだけで、正直そんな見るもんもないでしょ・・・?

とりあえず腹ごしらえ(*´Д`)


130キロの山行が意外にも消耗したので今回は豪勢に…

この、タウポからロトルアに続く道は超快走路でした。

一見何でもないような牧草地に見えますが
何故かすっごい気持ち良かったのを覚えています。


なんであんなにはしゃいだんだっけ?
自分でも良く分からんくなってる(;´Д`)

翌 日 ( ^ ω ^ )


見えますか?あの道路脇から出てる湯けむり。
もう感動でしたよね。


ああ!硫黄の臭いぃぃぃぃ!って感じです。


別に好きでも嫌いでもなかった硫黄の臭いでしたが
この時ばかりは気持ちよかった…

間欠泉。

/ようこそロトルアへ!\

どれどれ肝心の湯船の方は…

今にも飛び込みたい気分でしたが
残念ながらこの湯船は見るだけ。

とりあえず町の方へ向かい温泉付きの安宿にインしました。

うぉぉぉおおおお!(感無量)


日本から飛んできた訳ではないので久々のお風呂。
気持ち良すぎて湯船と体が一体化しかけた。

早速!温泉巡りじゃ!


その前に少し気になってた場所へ。
地図見てたらロトルア湖の上に空港マークがあったんですよね。

なんだこりゃと思ってたんですが…なるほど~そういうアレか。
水上飛行場ってやつですね?


水上仕様の飛行機もクールだぜ。

温泉に夢中で気にも留めなかったけどこの綺麗な街並みは一体

ヘルズゲートへ行ってきました。

地獄への入り口。

ようこそ地獄へ…

外国人も日本人も考えること大体一緒なんだな。

しかしこの緑との対比凄い('Д')

一応火山扱い(*´Д`)可愛い火山だな。

滅茶苦茶高温風呂。何度か忘れたけど物凄い熱気でした。

海外の個性的な温泉も結構楽しかったです。
いやぁいい湯だった!