ニッポニア旅行譚

2016年5月より、自転車で旅をしている人のブログです。

2016年5月、愛知県より日本一周中です(迫真)

沖縄より外地遠征中の16年組日本一周チャリダーのブログです。

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どうもこんにちは!ガワです。

今回はウーナダッタトラック第二弾。


3日目と言う事でトラック道路にも大分慣れてきたので
ガンガン進みたいと思います(^O^)

3日目の朝、本日も快晴です。


朝は完全な静寂が荒野を包みます。


虫の音も一切聞こえず、風も落ち着いているので
本当に、何にも聞こえません。ちょっと不気味なくらいです( ̄▽ ̄;)


不思議な感覚です(´Д`)

撤収!それでは出発します。

朝、砂地の走り辛い区間。

盛大にやりました(;´Д`)
運良く転倒は免れましたが。

最近昼飯はずっとインスタントだ…


いや、本当は僕もおにぎりが良いのですが
お米を炊ける余裕がありません。


ただでさえ水は貴重なのに、お米は結構水を使います。
今居るのは水一滴すら無駄には出来ない…そんな所ですから
しばらくは炊けそうにないです。

砂地区間を突破しました。
視界も明けて気持ちの良い道が続きます。

良いゾ~これ。

午後は荒野ひたすら荒野を走ります…

見晴らしの良い丘にて


もう今日のノルマは達成したので
ここをキャンプ地とします(;'∀')

何か、遠くにカラフルな山が見えます。

設営。
良い眺めじゃー…


実は明日は村へ到着予定で
明日の行動分の水を確保したら水がちょっと余りました。

という訳で…お米(^q^)!


久し振りに腹八分目と言った感じです(*´Д`)
尚これで水は明日の分を残してすっからかん。

翌日

トラック四日目、この日はウーナダッタ村到着日です。
スーパー類は無いとの事ですが、水が補給できれば問題無いです。


ちなみにマーラからウーナダッタ、本来は三日で走る計画だったのですが
一日目の走行が終わった時点で四日の行程に変更しました(;゚Д゚)


正直トラックを甘く見ていました…|д゚)


マーラで水を日数分より余分に積んだのは英断であった。マジで。


3日分と決めて積めばそんだけ軽くなるけど
その場合間違いなく途中で水不足不可避。その後は言わずもがな。

改めて四日目の朝。

太陽が地平線から昇ったら朝日を浴びます。
夜の寒さでガチガチになった体が、ジワーっと解凍してゆきます。

撤収!それでは村を目指そう!

昼頃にはいつも通りの暑さ。
この温度差どうにかなんないのか…

看板が立っています。村は近いと言う事ですね!

意味深なモニュメントです。
枯れ木を柵で囲っています。


看板の文字は削れて読みにくかったです…


そしていくつか丘を越えて行くと…

遠くにウーナダッタ村が見えました!
あれ、正に脳内で26番道路のミュージックが流れます(*´Д`)

ああ間違いねえ、村だ…!

ウーナダッタ村、無事到着しました。

こちらは村唯一の宿。

他には特に何も無さそう…

とりあえずロードハウスはあるようなので良かった…

裏にテントを張ります。

自転車整備や洗濯などをして、後はひたすら休憩!


意外でも何でもないのですが、物凄いガタが出ますね。
ホイールとか振れっ振れだし…こりゃ色々大変だな。


予備のスポークは二本しか持ってなくて、この先結構不安です。

まぁ予定通りではありませんが
無事にウーナダッタ村には着けたので一先ず安心です!


ウーナダッタ村には着きましたが
ウーナダッタトラックはまだまだ続きます(゚д゚)!


走行ルート


ちょっと、グーグル先生!
そう読みたいのは痛い程分かるけど、ウードナダッタじゃないよ!
ウーナダッタよ!


オージーもたまに読み間違える初見殺しスペル
グーグル先生もダメだったか…!

少年が見た地球の原風景

今回からハイウェイを外れて、ウーナダッタトラックへ入ります。


ハイウェイを外れて生活圏を出た先は大荒野。


一日走っても車とすれ違う事は無く
自分以外の生物を見ない日もあります。

見渡す限りの赤い大地、聞こえるのは荒野に吹く風の音のみ…


あ、ちなみに題名は某STGのパクリです(;'∀')
まぁ原風景と言うよりなれの果てって感じもしますが
それっぽかったのでつい…


どちらにせよ別世界の様な所を旅したのは
とても良い思い出となりました。


それでは前回の続き、マーラのロードハウスよりスタートです!

舗装が途切れ、トラックに突入する瞬間。
次舗装路を走れるのは一月後の話です。

今日もオールグリーン!さあ生活圏を出るぞ!

ハイウェイ付近は起伏に富んでいて
滅茶苦茶走り辛かったです(;´Д`)


ダートってだけでも走り辛いんだが…こんな凸凹してるとな。


勿論障害物は起伏だけではありません。
砂漠が近いせいでこの辺にはソフトサンドが沢山積もっています。

柔らかい砂が、道路の凸凹を隠します…!
これが一番怖かったなぁ(;´∀`)

更に舗装がされていないので
急に道幅が狭くなったりする事が多々あります。
大体そこは大荒れです。


まぁ、何とかハイウェイ付近の悪路区間を抜けると…

荒野に出ました。

視界も明けて道路状況も良好になり、ダートの走行にも体が慣れてきた所ですが
相変わらず押し歩いたり走ったりの繰り返しです。

ウーナダッタ初日はブッシュキャンプ。


草むらをかき分けたり石ころをどかしたり、
まぁキャンプ場やパーク以外でするワイルド系キャンプをブッシュキャンプと呼ぶそうです。


ここでは治安の面を気にする必要はありません。


なんせ、全く人が居ませんから…

という事で、本日はここをキャンプ地とする!

地平線に沈みゆく夕日を見ながら、夜ご飯です!


翌日

夕日を見ながらご飯を食べ、朝日に起こされる毎日。
健康的です(´・ω・`)


面白い事に、夕日の景色と朝日の景色が一緒なんですよね。

それでは、今日もガンガン走って歩きたいと思います!

今日も果てしない景色が続きます。

お昼ご飯はまたまたインスタント(´・ω・`)

こちらはクリークと呼ばれる、雨の後に川と化す場所です。


そこだけ大きく凹んで、大きめの石がゴロゴロしています。


坂に体を任せて突っ込むと落車不可避です。
大人しく降りましょう(;´Д`)

寂しそうな標識だ…

ここに来て初めて生命の存在を確認!


普段鬱陶しいハエ達も生活圏を出ると共に姿を消してしまったので
ここには生物はいないのかと思っていましたが、なんかホッとしました。


まぁあんな小さいハエが、こんな所で生き延びれる訳ないか…

あぁ^…いいっすねぇ…

たまには遊びも。


こういう所だと三脚で自撮りしててもバイクとかに
ひったくられる可能性はゼロなので安心して自撮れます(´Д`)


なんせ通行人が居ませんから…


まぁ、そもそも豪州だとひったくる様な人は居ないか。

そういえば2日目の午後に初めて車に追い越されました。


目の前で停車したと思ったらドライバー降りてきて
写真撮ってやるよ!って…


いや…ドライバーのカメラで、ワイとドライバーのツーショットなら分かるけど
何故俺のカメラで俺だけ…


一見ノリノリに見えますが、マスクの下は戸惑い顔です。


なんでも車の中では

「これ自転車のタイヤ痕か?!」


的な会話になっていたそうで
なんだか自分も嬉しくなりました(*‘∀‘)

その後も走り太陽が真後ろに。

陰で道路が隠れて、道路状況が読めねぇ!

ありのままの姿です…

この日は日没ギリギリまで走った所で終了!


寝床に困る事はありません。それが良い所。


???「この道端に広がる大地、そのすべてが俺達のキャンプ地だ。」

整地をする際、細かいサボテンみたいな奴を見落とすと悲惨な目に遭います('q')

ここをキャンプ地とする!

本日も、無事終了(^O^)

南豪州突入!裏スチュアートハイウェイ?

どうも、こんにちは!ガワです。


やる事はやったので、南下再開です!
一気に南オーストラリア州まで行きたいと思います('Д')


何気に長かったノーザンテリトリー、いよいよ脱出です。

それでは約一週間ぶりとなるスチュアートハイウェイ!


大陸縦断終点の町、アデレードまでは後1300キロと言ったところです。
真面目に走れば二週間も掛かりません。
まぁ結局、このまま真面目にハイウェイを走る事は無かったんですけどね。


一体どこで外れてしまったのか…

そうここ。

このクルーガーという州境に一番近いロードハウス。

ここで見た看板が…こいつが元凶です(゚д゚)


地図を見て、何かハイウェイから一本はみ出てるなーと思って聞いてみると
GSの主曰くそこは伝説の道だと。


「昔、先住民族のアボリジニ達が貿易に使ってた道だ。


このまま縦断道路を下るよりそっち通る方が面白れえよ。


自転車はオススメしないが。」


まぁ、大陸縦断裏ルートってところでしょうか。
裏スチュアートハイウェイって感じか。


1~200年前の開拓時代はアボリジニに混ざり
開拓者達など人がそれなりに居たらしいのですが
スチュアートハイウェイが開封すると共に人も去ったそうです。


縦断鉄道のザ・ガン号もハイウェイ沿いを通る様になり
連鎖的にアボリジニ達の貿易道路としとの役割も
完全にスチュアートハイウェイに移ったそう。


結局その後、今日に至るまで開発されることは無かったと言う…


当然そんな所に水道も舗装もある訳ありません。


つまりそこには1、200年前の景色がそのまま広がっているとの事。


そんな事言っといてさ
最後に自転車はオススメしないってオジサンも人が悪りいや。


いや…違うか。


「まぁ一応止めとくで?(行ってこい!!)」


そう受け取った(*‘∀‘)!


その道の入り口は南オーストラリア州に入ってから一つ目の村
マーラという所にあるそうです。


そこから600キロの区間をウーナダッタトラックと言うそうです。
ハイウェイでもロードでも無く、トラックになるんすね。


まぁダート区間は600キロどころではないのですが
600キロ先のマリーと言う村がとりあえずマーラの次の大きな村。


そこからは補給が受けれるそうです。


裏スチュアートハイウェイ…
行く行かないにしてもいつまでもクルーガーで駄弁っていても仕方ないので出発です。

州境まで20キロ。


さらば、北の領域。

そしてハロー南オーストラリア州!

この日は州境のPに張らせてもらいました。

一日走った後の白米は何度食べても美味い。
毎日これでも飽きない。
空腹は最高の調味料だぜ。

みなみオーストラリア の ちず を てにいれた!


翌日

SAボーダーにて起床。
うーん、南に近づくにつれてやっぱり雲も多くなります。

まぁ、州が変ったからと言って特にそれ以外目立った変化はありません。
いつも通りの平地が続きます。


朝は気持ちの良い晴れでしたが

徐々に曇り。
ノーザンテリトリーでは一回も曇った事無かったのに。
マジで毎日快晴だったので久し振りの曇りです。

涼C(;´Д`)

とりあえず今日は曇りの中ひたすら走っただけです。
ここのフリーキャンプ場にて一泊!


翌日

さすがに二日目の内容が薄すぎるので(;´・ω・)
もう今回でマーラまで行っちゃいます!と言う事で三日目!

この日は快晴でした。
明日からはいよいよトラック突入となるので
是非この天気が続いてほしいものです。

綺麗な台形型…あの上底の所でテント張りたい(´Д`)

そして、トラック入り口の村、マーラに到着しました。


そこに置いてあった看板です。

おお!これがウーナダッタトラック!
このスペルでそう読むのか!なんて初見殺しの変則型。


オージーの方もちょくちょく間違えていましたから
日本で言う北海道地名みたいなものなのか?…

まぁ、とりあえず道路はオープン。
たまに閉まる事があるそうなので、良かった。

今日はここで一泊です。
マーラのロードハウスにはある程度揃っているので
積める限り補給します。


内陸でハイウェイを外れると言う事は簡単に言うと非生活圏へ行くと言う事です。
舗装もなければ、途中にロードハウスなどの補給施設がある訳ありません。
スポーク、キャリア破損覚悟で可能な限り積載!


それでは、次回からはハイウェイを外れてウーナダッタトラックへ!

Next way…