雪国の自転車屋さんに来ている。

北海道の自転車屋さん冬季の営業はいかに？
なんて疑問があったけど普通にやってるみたい。

ただ夏とは若干様子が違うようで…？

店外のラックに掛けてあるのは軽いロードバイクではなく
装甲車みたいなチャリが掛けてある。スタンド可愛そう。

まぁファットバイクってやつですな。
太いタイヤが印象的なゴツイ自転車である。
最初にファットを見た時の衝撃は今でも覚えてるよォ!

南豪の山ダートで俺がヒィヒィ言ってる所
FOOOOとか言いながら凄えスピードで走り抜けていったんだ。
同じ乗り物じゃねえと思った。

それにスパイクタイヤを履かせているのか。
もう走れない道はないだろうな。
これは自転車様のやっていい領域を超えている…

まぁそんなこんなでしっかり冬にも対応してそうな
こちらのお店にお願いする事にしました。チルノワさん。

今回はもう寿命もあったしホイールごと交換した。
思えばアデレードで交換して豪半横断からのNZそして日本ほぼ一周
交換期はとっくに越えていたのだ。お疲れさまでした。ありがとう！

そしてこいつが一般車用のスパイクタイヤか。
ブラックアイスバーンとかは流石に滑ったけど大抵の雪道ならこれで事足りる！

スパイク補修用のキットも忘れずにね。

そして…

相棒、所々冬仕様になって帰ってきた！

まぁ今回替えたのはタイヤとホイールとオフ用の泥除けとペダルくらいだけど。

試走してみた。問題なし。
雪の上でもシッカリグリップ。
ブレーキしてもスリップしない。素晴らしい！

久し振りに気持ちよく走れたよ！！

じゃあ、ついでにウエアの紹介でもしようか！

まずは手

テムレス＆ホムセンのフリース手袋＆薄手のゴム手の三段構え。
ゴム手はまぁVBLってやつですね。

VBLの保温性が欲しいというより、汗でウエアを濡らしたくなかったので採用。

次は足！

第一ゴムの長靴＆VBLソックス＆薄手のメリノソックス
こちらもVBL三段構え。同様に長靴を濡らしたくなかったのでVBL。

青森走ってた時はVBLソックス無くて
1日目は良かったけど2日目以降マジ足もげそうなほど痛かったんだ。

完全防水故に長靴の中に汗が溜まる→翌朝全て凍結→アイスブーツ化

長く継続して走る場合はVBLシステムは検討するべき。

まぁそれにVBLしてると温かいしね。
改めて考えると氷点下でも手足温かいってヤバいよな。

後この風防ウエアが優秀だった。
イージス着こむ前にこれをどこか下の方に着る。

マイナス10度程度ならちょっと汗ばむくらいだ。
運動向きじゃない。活動中はイージスと一緒にカバンの中へ。

後は上下ジオラインに上はフリースジャケット
下はストレッチ温か長ズボン
顔は適当に覆って（素肌晒す死ぬ）
サングラスだと雪降時大変なのでゴーグルに換装
最後にアウタージャケット羽織って装備は完成！
反射ベストがあるとなおよい。

こんな感じ。
山岳救助隊ですかとか言われる。

装備品の方はあんまり変更無しなんですよね。
寝袋だけ超しっかりしたやつ揃えた（ナンガのオーロラ一番高いやつ5万円強）

テントは今まで通り5000円の中華テントだし
元々ガソリンストーブだし
後ボトルを魔法瓶に替えたくらいですね。

ウエアに金掛けて、装備は必要最低限って感じか。

まぁ詳細な装備一覧は北海道走り切れたらアップしますね。

とりあえず時間は掛ったけど準備完了ゥ！
クリスマスくらいに着いたのにもう新年だよ。

色々整ったので函館を出発。

蝦夷地越冬遠征
いよいよメインの蝦夷地を走る訳だ。

さようなら函館。

市街地、完璧な除雪が入っている。
函館の駅前なんかはシャーベット＆交通量多しでとても走りづらかったが
ここまで来ればもう大丈夫だ！

ォオ、やはり貴方様には青空がお似合いです

道南を代表する名峰、駒ヶ岳。雪バージョンも素晴らしいですねー。

と、ここでラストラッピ。

ごちそうさまでした…
今度こそさよならだ函館。

以前通ったことがある道でもガラリと様変わりしてて
ああ～なんだか懐かしい～ような…？
って感じの複雑な心境になる事がある。

ええいそんな事より圧雪路走るのがとても楽しい事を伝えたい…！
超楽しいです！白銀の世界を突っ走る感覚！

雪景色ってなんでこんなにワクワクするんだろう？
春になったら全て元通りになってしまう…
そんな儚げな雰囲気が俺を惹きつけてやまないのだ！多分

そんなこんなで噴火湾に出た。
記念すべき蝦夷地越冬ライド一日目は綺麗な羊蹄山を見た所で終了だ。

雪道を走るのは初めてじゃないけど疲れた。寒いからか？

とりあえず温かいスープで暖を取る。
氷点下スープうまい

体は温まったけど自転車は依然この有様だ…
ワイヤーが凍る問題、これは想定外だった

雪原とキタキツネの相性が抜群という事も今日覚えた。