ニッポニア旅行譚

2016年5月より、自転車で旅をしている人のブログです。

2016年5月、愛知県より日本一周中です(迫真)

沖縄より外地遠征中の16年組日本一周チャリダーのブログです。

再会の三陸海岸~坂を越えて~

ここは愛知から旅に出て最初にぶち当たった壁として思い出深い所なんだ。


何てったってこの初見殺しのアップダウン地獄。


更に当時の自分は実力不足&無知&下調べ皆無で突っ込んで
延々と続く坂道にマジで挫折しかけた。梅雨で毎日雨だったのもある。


その時応援してくれた、お世話になった方々のお陰で
何とか頑張れたのを覚えている。


今は別に坂道が続こうが問題ありませんが
当時の自分では、一人で三陸海岸を突破する事は出来なかったろう!


それくらい情けなかったの…


まぁ、その時のお礼を伝えたい人達が沢山居るんです!


ここは見所色々あるけど今は行きたい所がある!


という事で完全スルーしてしまった日本三景松島。
正直一回目三陸来た時はちゃんと見たんだけどあんまり良く分からなったと云うか…

まずは前回とてもお世話になったカキ小屋渡部さん再訪。

カキは勿論の事ですが、こちらのご主人に会いたくて奥羽山脈を越えてきました。

東日本大震災の際にボランティアとして訪れ
そのまま宮城でカキ小屋を営んでいるそうです。色々と凄い…


二年前自分が訪れた事を覚えて下さっていたみたいで、話も弾みました。
大人になったねと言われるのはやっぱり嬉しい(*´Д`)


あの時は愛知を走り始めて数百キロの
まだ人間としても旅人としても未熟な頃でしたから
成長してなきゃダメなんですが汗

二年前の写真。
顔はあんまり変わってないらしい…


恩返しどころか、今回もお世話になってしまった気がするが…出発!

この感じ、懐かしい!

その後も懐かしい三陸の風景を走りました。

巨大防波堤も、何だか大きくなっているような…?

大津波の中一本だけ生き残ったとされる奇跡の一本松まで走り、三陸海岸は終了です。

うん…綺麗だ。

岩手県を海エリアと内陸エリアに分ける北上山地を越えてゆきます。
いつの間にか岩手県に入ってたみたい。

太平洋側はまだ雪は降ってないらしい。
というか真冬になってもあんまり降らないらしい?

北上山地に残る河童伝説。
河童系のエピソードでは珍しいほっこりエンド。


河童が出てくる話って大体ロクな話じゃない(偏見)

景勝地の猊鼻渓。


やっぱりこの季節はオフシーズンらしくてツアーも全然なかったし閑散としていた…

北上山地を越えて岩手県の内陸盆地へイン!R4はすぐそこ。

三陸なんてアップダウンしかないし北上山地は山だし久し振りの平地…


夕日に向か って走る!!

そして中尊寺を拝観して本日は終了。
もう夜だったのですぐ閉まり、翌朝じっくり拝観することになった…

日本一周、冬の陣

今回の遠征で目指すのは厳冬の北海道。


今まで数センチの積雪で興奮していた平野育ちの人間ワイ
更にこの旅でもまだ一回も冬を経験したことのないC(シティ)ボーイが
いきなりガチ雪国に突っ込むのはあまりに無謀か?


との事で、ある程度東北で雪に慣れておく事にした。


だけど下界にはまだ雪のゆの字も無し
とりあえず山に行けば雪くらいあるだろと云う安直な考えのもと
奥羽山脈を越えて宮城に行くことに。


三陸には日本一周序盤にお世話になった所も多いのでついでに周れる!
EXステージの醍醐味でしょうな…

そして山形県に突入した晩、そんな事を考えていたら雪が降った。
降雪、冬の足音、初観測!

翌朝、やっぱり下界には積もらなかったけど
山はしっかり雪化粧をしている…

前哨戦といったところ?体験版くらいか?まぁ丁度良い!

とりあえず山形市で腹ごしらえをしていくよ。

ソウルフード、どんどん焼き~

そんな装備で大丈夫か?
腹ごしらえ後はここで装備を整える。貧乏旅の強い味方ワークマンだ。


余談だけど
まさかここで買ったイージスが強過ぎて厳冬の北海道でも十分使えるとは!
この時は思ってもいなかったのである


ワークマン凄いよ。某高級登山ブランドさんエ…って感じ。

それでは山形市街を出て峠攻め開始!

上り坂の途中にある茶屋の人に呼び止められ、ひと休みした。


もう結構寒いので、超元気出る…
ストーブ、お茶、わらび餅…泣ける…


道路状況を聞いてみると、既に峠は雪景色と化しているそうだ。


やっぱりな。

更にリンゴを差し入れで貰った。
交通量も皆無の雪峠だから、無事に越えれたら連絡してくれと。
越えれなかったらまた戻っておいでといわれ…泣

一応、交通量は限りなくゼロに近いけどあるらしい。
先客が一頭

初めての積載車での雪上走行だが、まだ1センチ位なので問題なく進める。

ワインディング雪道!さすがに何回か足ついた…

場所によってはアスファルトむき出し。それししてもいい天気だ。

無事奥羽山脈越え成功!
山形県を海と内陸に分けるナントカ山地もバッチリ見えます!!

宮城県側は積雪多め。
新雪を豪快に巻き上げながらダウンヒルを楽しみました。


この程度の積雪なら新雪でも楽しめる。逆にこれ以上はデッドゾーン
この時は知る由も無かったが自転車に新雪は地獄だ…

無事に初めての雪上峠越えを終えて仙台にやってきました。
日本一周で仙台に訪れるのは二度目。

ずんだ…!!

特に仙台に用は無かったので食うもん食ったら出発です。


思い出の三陸海岸を走ろう!

北を目指す厳冬の旅

ご無沙汰してます!!!(^q^)/


お正月休み明け?!のガワです。
順調に雪解けも進み、春うらら~な今日この頃


旅も3年目に突入しようとしてますが、今年中には終わると思います多分。
旅人として過ごす最後の年、2019年もぜひよろしくお願いいたしますm(__)m


数か月位放置してましたけど、今回もしれっと更新再開しますよゥ!!


ちなみにこの空白の間何をしていたのかと云うと
珍しくノー沈没で毎日雪の中を走っていました。


実は現在は北海道を走っています。
勿論冬の間も休まず走り続けていました。いわゆる雪中行軍!


旅人一年目の冬は東南アジアに避寒してて
二年目はオセアニア、北半球と季節真逆で無事避寒
帰国する頃には日本は春でした。


何気に上手に避寒出来てたんやね(^ω^)ニッコリ


なので今回の冬季ツーリング、雪の上を走るのは実は初めての試みでした。
これまでとは全く違うタイプの試練の数々…


ええい前置きが長い


それでは今から、冬のお話をしましょう(´Д`)
極北を目指す!蝦夷地越冬遠征開始です!


まずは福島県から北上して山形県へ向かう時の話

この頃になると寒さも強まって、朝晩走るの結構辛かったんですよね。

霧の中を走る。

霧が晴れる頃に喜多方に到着!

朝ラー(^q^)


この日はこれの為に朝飯食わずに出発したんだった。
すきっ腹は集中力上がるしやる気出るから好きだけどもう限界だ!


喜多方ラーメン特有のもっちり麺がサイコーに美味しい。

坂内食堂さんでした。

喜多方は蔵も有名みたいで、所々古い町並みが残ってました。


朝喜多方でチャージして、今日は県境越え。山形いくどー!!

太い国道行くのも詰まらんし旧道行ってみた。

あーなるほど、これは管理がされてないパターンの旧道ですね???好きです。

このボロッボロの標識とか最高にエモいですね。好きです。

風化して何を伝えたいのか不明な看板。

このワインディングたまらんですね。

これは、熊の糞かも知れないやつ。
猪とも違うみたいだし、鹿でもないし、うーん良く分からん。


兎に角野生動物に注意だ…

そんなこんなで、遂に県境が見えてきました。

トンネル内の水も透き通ってますねー!!さすが東北、水も綺麗です。

トンネルを抜け、山形県へお邪魔します!!


なんか福島県側より治安悪いですね!!
山形側は全く管理されてないらしい。

どこ・・・?道はどこ・・・?
辛うじて道が分かる状態でした(*´Д`)


そんなこんなで幸せな峠越えして終了。

山形といえば?!やっぱりこれでしょう!!


相変わらず癖になる味だ。そして安い。

田舎廃車シリーズいいぞ~これ。

スーパーで買い物してたら差し入れ貰いました。
寒い時に人の温かさに触れると元気出ます。

ちなみにスーパーでの戦利品。
うまいたれ!!芋煮は勿論TKGやうどんにも相性抜群だったり山形の万能調味料。


これは買って実家に送るレベル。

ま、また差し入れが…ありがとうございます…

冬の足湯、最高。

まさかの芋煮の為の施設。

芋煮サイトってなんだよ

この日はガッカリ蔵王山を眺めて終了。

また差し入れが…ありがとうございますm(__)m