ニッポニア旅行譚

2016年5月より、自転車で旅をしている人のブログです。

2016年5月、愛知県より日本一周中です(迫真)

沖縄より外地遠征中の16年組日本一周チャリダーのブログです。

南下再開、大陸縦断最終ステージへ

どうもこんにちは!ガワです。


マリーでの休憩を終え、再び南を目指します。

出発日はどんより雲。

今回からはウーナダッタトラックでは無く
アウトバックハイウェイと言う道路を通ります。

まぁハイウェイなんてのは名前だけで村を出ればダートです。


しかしトラックとは違い、村の感覚かなり短いので
正直ヌルゲーですね(*´Д`)

景色はウーナダッタトラックとそんな変わりません(・∀・)

例のアレ。
結構綺麗だし看板付きな辺り優しい。


しかし気が緩み過ぎてしまい、転倒( ゚Д゚)
見事に砂の落とし穴にハマりました。


何事も、慣れてきた辺りが要注意…
分かってはいるのですが
一体何度この道を通るつもりなんだ俺は( ゚Д゚)

転倒の衝撃で看板が取れました(;´Д`)

元々この看板はリアキャリアのテールランプの台座に取り付けていたのですが
台座の根元からねじ切れてしまいました。


元々は照明用の台座、ステンレス製看板の重さに耐えれるハズも無いし
今までのダートや段差のお陰で相当な負荷が掛かっていたと思います。


そして今回の転倒を機に遂にポッキリ…


まぁ照明用の台座なのでキャリアの積載性能自体には問題ありませんが…
この看板とは旅初日からの付き合い。
それを壊してしまったという事が辛いです(-_-;)

とりあえず看板は保留、コンテナに押し込んで先へ進みます。

村がある…という事で舗装!

マリーでたっぷり補給したのでスルー。

どうやらこの村から次の村までは舗装が続いているようです。
それより向こうはまた途切れるらしいです。


どうせなら繋げてくれよなー。

夕方、太陽がようやく顔を出しました。


既に日は傾きかけなんですけどね…

こういう、橋架けるの面倒だからそのまま道敷いたろ!っていう
オージーらしい発想あんまり好きじゃない。


こんなん雨降った後だったらずぶ濡れ不可避や…

この日はもうちょい走り

ブッシュキャンプ。


ここでもやはり、寝床に困る事はありません(^ω^)

荒野の村で…

ウーナダッタトラックから無事生還した翌日。


砂漠から逃げ帰った話はもう置いといて
今回から縦断の話に戻ります。


ここウーナダッタトラック起点のマリーは
特に目立った物は無い典型的なアウトバック集落なのですが


非生活圏で溜まりに溜まった疲れを癒すべく連泊しました(´Д`)

キャンプ場にて起床。
奥には昨日まで走っていた大荒野が広がっています。


結局三日ほど滞在する事になったマリー村
他のアウトバック集落同様、建物は手で数えれる程。

荒野の中にポツンと佇む、ちょっと寂れたこの雰囲気は好きです(‘∀‘)

こちらは村唯一の老舗ホテル。
開拓時代から今に至るまで現役ですって~(^O^)

今は無き旧ザガン号の駅がそのまま残っていて
ミュージアム化してるとの事で行ってみました。

好いな~(*´Д`)
旧ザガン号乗ってみたかったな。荒野の鉄道旅行とか憧れ。

こちらは噂の旧ザガン号です。

個人的にはこっちの放置された方の感じがシビレます!

中も恐らく、当時のまま…

駅舎も残ってます。

これはさっきのザガン号よりも旧式の物ですよね?
ちょっと鉄道とかは全然詳しくないのでアレですが…


煙突とか付いてるしそれっぽい(^q^)
何年くらい前の物なんだろう。

その周りにも色々…

木製ハンドル( ゚Д゚)
時代を感じます…


後はキャンプ場でぐうたら…
昼間っから木陰でゴロゴロ、至福のひと時でした(´Д`)


ウーナダッタトラック打ち上げ?!

マリー滞在最終日の夜…


キャンプ場の管理人さんから食事の誘いを受け
何とマリー村のお食事会にお邪魔させて頂きました(;゚Д゚)


この日は偶然にも村人たちのパーティが開かれていたようです。


だからコンビニとかお休みだったのね。


集まっていたのは勿論マリー村の人々で
コンビニのお姉さんやロードハウスのおじさん、ホテルのスタッフさんなど
見知った人たちが多いと言うか、まぁ小さい村なので当然か…


小さいけど強固な村独特のネットワーク、素敵です。


しかしこんな汚い余所者をいきなり誘い、歓迎して下さるとは…
日本の排他的な文化との違いを感じます。


基本的に日本の地方の村って滅茶苦茶排他的だからな。
一見フレンドリーに見えても、目は笑ってないって言うか。


さすがは移民国家…なのでしょうか?


まぁそれはさておき…

な、泣きそうだ…!

胃袋はち切れ寸前まで食べ(食べさせられ)ました(´q`)


満腹で気持ち悪くなるのは久し振りの感覚( ̄▽ ̄;)


まぁ空腹で気持ち悪くなるよりかは全然マシですね。


幸せな気持ち悪さです!


今回の食事会も含め三日間マリー村の方には本当にお世話になりました。
ありがとうございました(^O^)

砂漠の自転車紀行

どうもこんにちは!ガワです。


今回は少し戻って、ウィリアムクリークから
砂漠に挑戦した時の事を紹介したいと思います。


ええ、まぁ、結果を言えば惨敗しました(;'∀')
あまりにも情けない結果となってしまいました


事の発端はウーナダッタで見た地図に書いてあった砂漠への道。
余裕があったら挑戦してみようと思っていました。


ウーナダッタで新たに立てた計画では
ウィリアムCKからウーナダッタトラックを外れ
砂漠を通る迂回路を使ってマリーに行くという計画でした。


そしてウィリアムCKに着く頃にはトラック走行にも大分余裕が生まれ
今回の作戦を決行しました(*´Д`)


しかし結局行きたかった目的地に辿り着く事も出来ず仕舞いで
ノコノコとウィリアムCKに逃げ帰ってきた次第でございます。


その後は最初の計画に進路を戻し
引き続きウーナダッタトラックを走る事になったのでした(;´・ω・)


…今まで散々砂漠砂漠と言ってきたれけど
あれは砂漠では無く只の荒野で
砂漠とはどういう場所なのか分かっていなかったのです。


撤退の判断が後一歩遅かったら
ウィリアムCKに戻る事すら叶わなかったでしょう。マジで。


今思い返すだけでも気が重くなる、そんな記事です(;´Д`)


まぁ今回は砂漠の厳しさを知れたという事で…


それでは出発して行きたいと思います。

この日はいつもより早めにスタート。


写真は撮り忘れたのですがウィリアムクリークから五キロ位走ったら
デザート何とか、って書いてある看板を発見しました。


ああいよいよかと実感します。

なんだか景色も荒野と言うより
それっぽーい景色です(´・ω・`)


そして

徐々に

徐々に

砂漠と化して行きます。

もう既にこの辺では漕いでる時間より
押してる時間の方が長いですね(;'∀')


まぁしかし、そんなのは想定内です。

その後も砂の大地を進み…

完全に砂漠に飲まれました。


普段これだけ進めば必ず何かしらの野生動物を見かけるものですが
この日に至っては何も見つける事が出来ません。


これが死の世界ってやつか…

午後も砂漠の世界を走りました。

難所の砂丘越え。

いや~、これがキツかった…

しかし美しい砂丘を横目に走ったり

坂を登り切った所には素晴らしい展望が広がってたり。


何気に楽しんでいました。


そして、夕方になるにつれて風が強まりました。
定期的に砂嵐に巻き込まれます。


まぁ撤退の原因はこれと言っても過言では無いでしょう。


正直押し歩きもキツかったです(;´Д`)


あまりにも風が強い物ですから
この日は一旦中断して様子を見る事にしました。


何とかテントは張れたものの全身砂まみれの嫌な気分です…


色々疲れて写真撮るのも忘れてしまいました(-_-;)


夜になっても風は収まるどころか、
勢いは増して砂嵐が容赦なくテントを襲いロクに休めませんでした(^q^)


砂漠の真ん中で嵐に襲われた夜、正直滅茶苦茶怖かったです(;・∀・)


翌日

別に砂遊びをしていた訳では無いです。
テントの隙間から砂が入り込み一晩で積もりました。


マットをどかした後撮影したものなので、実際はもっと…


結局昨日寝る事は出来ず、砂まみれです。
取っても取っても次から次へと砂嵐がやってきます。


風もまだビュービュー吹いてて
これ以上は厳しいと判断した次第であります(;´Д`)


んでまぁ、昨日と同じ砂漠の道を引き返した訳です。
撤退も中々に鬼畜でしたが、それは割愛します。
写真一枚も撮ってないし(-_-;)


しかしもし中途半端に進んで
嵐に巻き込まれたのが中間地点辺りだったら
撤退する事も出来なかったでしょう。


まぁ初日にボコボコにされただけ、まだ運が良いと言えましょう…


そんなたった二日間の情けない砂漠挑戦回でした(__)