ニッポニア旅行譚

2016年5月より、自転車で旅をしている人のブログです。

2016年5月、愛知県より日本一周中です(迫真)

沖縄より外地遠征中の16年組日本一周チャリダーのブログです。

オーストラリアの一番高い所、Mtコジオスコへ

どうも、こんにちは!ガワです。


豪アルプス20日目。
遂に走行日数だけで20の代へ。


もうこの辺りは疲労とか痛みの感覚がブッ飛んでた頃。
どんな道でも越えれそうな気がしてました。


でももう下界出ちゃったし、変な道通る事は無いんですよね。
という訳でアルプスライド最終アタック
引き続き森林限界よりお送り致します('Д')

昨夜あまりにも居心地の良い夜でしたのでつい夜更かし。
若干寝坊気味です。もう少し早めに寝るべきだった…(;´∀`)

撤収。山小屋を後にします。

昨日夕日に照らされてた山たち。
の朝日バージョン。カッコいい!


そういえばこれは前回からなのですが…もしかするとお気づきでしょうか。
リアの鞄が一つ減りました。
いつもゴムひもで括りつけてる奴です。


別に何かを捨てた訳では無く、何かを持ち運ばなくなったのです。


その何かとは…

水(‘∀‘)
前回も書きましたが直飲み出来るんですよね。この辺の川は。
何でボトルの水が無くなったら川に行って汲むだけ。


下界の水は山の中とは言え意外に汚いのです。
補給の度にろ過消毒なんてやってらんないので
あそこでは一度のろ過消毒で大量の飲み水を作り
それを溜めて使ってました。


まあ直のみ可能なここでは持ち歩くだけ無駄な労力。
という訳で水を降ろしたら鞄が丸ごと一つ無くなりました(*´Д`)


豪州走行において水がどれだけ荷物になるか
分かりやすいよい例になったと思います(^ω^)

今日も森林限界のいい~景色が続きます。
昨夜に引き続き雲一つない快晴。

自撮り遊び(´Д`)

この日は丸一日豪アルプスの森林限界を満喫しました。

珍しく日が傾いてもせっせか走っています。

そう…明日の日の出を、ある場所で迎える為に…


今日一日天気は安定していましたから
きっと素晴らしいご来光が拝めるに違いない!


…そして迎えた翌日。

暗闇の中、ある山の頂に登りました。


この、今立っている山こそが、豪アルプスの最終目的地。
そうなのです、ウォーバートン発の豪アルプスライドは
ここを目指して走っていたのです(`・ω・´)


その山の名はMtコジオスコ。
オーストラリア大陸最高峰として知られる山です。


意識高い風に言えば七大陸最高峰、セブンサミットの内の一つ(*´Д`)


まぁ正直、そんな肩書なんぞ今はどうでも良いのです。


豪州の山々にて奮闘する事約一ヵ月。
艱難辛苦を乗り越えて、遂に目的地に、豪州で一番高い所に立つ事が出来た!


今はこの事実だけで充分なのだ…!


一先ず、勝利のモーニングコーヒーを沸かす。
段々と明るくなる空を見ながら極上の一杯を。
白い息を吐きながらその時を待ちました。


夜明けにはまだ少し時間があったようで
山頂でボーっとしていると豪アルプスでの思い出がフラッシュバックしてきました。


思えば、最初の頃はまるで先が見えない状態でした。
こんなん本当に自分に走り切れるのか?と毎晩思っていました。


結局最後まで、一瞬たりとも気を抜く事は出来ませんでしたね。
まぁこの辺の森林限界は余裕を持って周れていましたが(*´Д`)


ブログでは触れませんでしたが、実は毎日ギリギリの状態で
余裕があった日なんて村の休憩日くらいでしたもん(;´Д`)


しかしそれ故に、コジオスコを登頂した時の感動は大きなものとなりました。


そんな思いにふけている内にその時が。


今まで走り抜けてきた山々の彼方から太陽が昇った瞬間
体の疲れや痛みは吹き飛びました。


ああ、今までの努力は、この為にあったのですねと確信しました(*´Д`)

オーストラリアの一番高い所でご来光を拝みました。

こちらはコジオスコからの眺め。
豪アルプスの山々が朝日に照らされています。


相変わらず自分以外の生物の気配は無し。


俺は!今!豪州で!誰よりも高い所に居るんだ!!


思わず声に出して叫ぶ(´_ゝ`)


いつも通りの朝日が、この日はいつもより美しく見えました。

しばらく山頂を踏締めて、コジオスコを後にしました。


もう後は下りるだけ。
次の目的地はイーストコースト。
そしたらゴールのシドニーはもう目の前。


豪州の一番高い所からのダウンヒル。
停車なんて野暮ったいだろう…
ノンストップフルスピードで下界へ撤退しました(*´Д`)

コジオスコよ、人生最高の朝をありがとう!

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