下界脱出、山行の報い
どうも、こんにちは!ガワです。
豪アルプス走行19日目、いよいよ最終アタックです!
長かったアルプス地帯、走行日数19日+休憩日も合わせると
1ヵ月弱も山の中をフラフラしていた事になります。
本当に長かったですが…目的地は既に目前に迫っています(`・Д・´)
ジンダビンでは到着日に買い出しや下調べ等の準備は済ませていたので
一泊した後早々に出発しました。
快晴!とまでは行きませんが
少なくとも雨雲は無いので安心して走る事が出来そうです。
ジンダビンからはしばらく舗装路が続いていて、ガンガン標高を上げて行きます。
やがて高い木々は姿を消し、森林限界へ突入しました。
長い事下界を這いずり回っていたので物凄い解放感でした。
ついに残雪よりも上に立ちました。
それと同時にダートに突入( ゚Д゚)
ダートとは言ってもこの前みたいに20、30パーが当たり前の
ガチオフロードと言うよりも原野、高原の上を走っているような快走路。
前に日本であった登山者に聞いたんですけど
基本的には、縦走登山で辛いのは下界だけ。
尾根に出れば景色は良いしアップダウンも少ない。
というのを思い出しました。
尾根って感じでは無いけど現在正にそんな感じ?
原野に流れる川。
水源が近いのでしょう、川の水はとても澄んでいてクリアー。
もうこの辺の水はろ過も煮沸消毒もすっ飛ばして直飲みしてました。
水を汲んでも、ゴミ一つ入りません。
今までだと汲んだだけだと必ずちっちゃいゴミが入ってたり
若干黄ばんだ水だったのですが
完全にクリアー。透明。綺麗!
う~ん、美味しい!
午後、真上の薄ら雲はどこかへ…
綺麗な青空が広がりました。
これがオーストラリアアルプス、森林限界の世界です(*´Д`)
オンザ残雪。
めっちゃ滑るし流石に危険すぎるので、荷物は降ろして慎重に。
この日は山小屋にて一泊しました。
ホントなら中で寝たかったのですが
悪天候時のみの使用と書いてあり
好天の場合は外でテント張ってねとの事。
あくまで避難所というスタンスらしい。
極力使わないで欲しいみたい。
まぁでもなかなか絵になる写真を撮れたので、僕的には満足です(*´ω`)
多分小屋で寝てもいいよ!と言われても張ったかも知れません。
寝床からの景色(*´Д`)
あんまり荷物増やしたくなかったので、食料は全部インスタント。
そういえば森林限界で夜を越すのは人生初です。
日本一周時に乗鞍とかも行ったけどあそこキャンプ禁止だったし
そもそも日帰りで行けちゃう距離と難易度だったから
松本発でその日の内に高山抜けちゃったんだよなぁ。
山小屋泊して朝の気持ちいいスカイラインを走るのもアリだったかも。
いや、やりてえ…
夜、空気も澄んでいて美しい星空が見えました。
雲もどっか行ってくれたみたいで良かった。
日中もですが、舗装路を出ると相変わらず人っ気はありません。
標高2000m越えと言うのに風も穏やかで、聞こえるのは自分の吐息のみ。
内陸走ってた時も同様、今までの人生で
これ以上ない程孤独な状態にある現在ですが
不思議と寂しくはありません。
確かに隣に誰かいてこの景色を共有できれば
もっと楽しいんだろうなーと思ったりするのですが
無言でこの空間に浸るのも案外悪くない(*´Д`)
満天の星空の下で1人、白い気を吐きながらコーヒーを傾ける。
気取り過ぎか、つい自己愛が滲み出ちまったぜ(;´∀`)
失礼いたしましたm(__)m
まぁ、良い夜でした。
走行ルート
走行日数1日。50キロ程走りました。
久し振りに1日分の内容で1記事です。
しかし途中から道路の表記が消えてしまい遂に測定不可に(´・ω・`)
いや、むしろ良く今までルート作成出来てたよな。
あれが道扱いってオーストラリア豪快過ぎてしょ。さすが豪州。